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2011年 年頭のご挨拶
平成23年1月1日
中央執行委員長 山田 隆幸
謹んで新年のご祝辞を申し上げます。組合員の皆様にはご家族様と共に幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。年頭にあたりご挨拶申し上げます。
あなたは初夢をみましたか? 初夢の内容で1年の吉凶を占うということだそうですが、字義どおりに新年最初に見る夢とされることは少なく、元日から2日の夜、または2日から3日の夜に見た夢とされるそうです。夢は夢にすぎないのですが、特に縁起が良い夢として『一富士、二鷹、三なすび』と云われています。これにはいろいろな説があり、一般的には徳川家康の好きなものを並べただけというもの。富士山を見て鷹狩りをし、ナスを食べるのが家康の幸せだったとか。また、初物を食べると寿命が伸びるということで、江戸っ子が珍重した初物と云えば初鰹が有名ですが、もう一つには初茄子があり、毎年4月には駿河から初茄子が将軍家に献上されたと云います。これが縁起の良い夢の筆頭になったのは、家康にあやかりたいということなのでしょうか。またこの後には『四扇(しせん)、五煙草(ごたばこ)、六座頭(ろくざとう)』と続くと聞きます。「扇・煙草・座頭」は何かと聞けば、「扇」は涼をとるだけではなく、祭礼や舞踊の小道具となる。「煙草」は酒とともに祭りや祝い事など座の雰囲気を盛り上げたり、和ませたりする。「座頭」は琵琶法師の剃髪した盲人の通称。共通するキーワードは、「祝い」であり「めでたさ」であり、これが縁起のよい理由となって富士・鷹・茄子の次に挙げられたものらしいのです。いい夢を見て、見ただけで満足するには勿体ない気がします。夢はやがて希望となり、目標に変わり、そして現実的にやる気が湧いてくるのではないかと思います。
日赤新労も活動を重ねて50年を迎えますが、ここまで繁栄してきたのは、歴代の本部役員並びに各単組役員の諸先輩方が継続的にその活動を繋いできた賜物と思います。磁石は鉄を引き付けます。見えない力で引き付けます。熱意をもって誠実に活動を継続してきた一生懸命さが今日に至ったものと考えます。
『継続は力なり』。かの吉田松陰は「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、しかして夢なき者に成功なし」と説きました。日赤新労も夢=要求現実に向けて活動を継続していかねばなりません。夢実現に向けて多いに組合を語り合いましょう。本年も日赤新労をよろしくお願いいたします。
最後に組合員の皆様並び並びに単組のますますの躍進を心より祈念して、年頭のご挨拶といたします。
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