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2012年 年頭のご挨拶
平成24年1月1日

中央執行委員長 秋友 信男
 新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様、そのご家族の方々におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は東日本大震災や台風災害に見舞われ、被災地では今も復旧復興が続けられているなかでご祝詞を申し上げますと、“何を呑気なことを”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、まずはこうして無事に新しい年を迎えることができたことを感謝する気持ちだけは大切にしたいと思います。
 さて昨年、日本国内では2011FIFA女子ワールドカップドイツ大会決勝戦で“なでしこジャパン”が米国代表に勝利し、初優勝を決め、明るい話題を国民に提供してくれました。しかし、国内情勢はと申しますと、依然として雇用問題、景気問題、年金問題、教育問題、食の安全性の問題等々、難題は山積しております。
 日本赤十字社においても平成23年度給与改定により、人事院勧告に準じて40歳台以上の職員の給与が引下げとなりましたが、私ども本部は皆様の力をお借りしながら、何とかこの影響を最小限に留めるべく最大限の努力をして参りました。その結果、職員の頑張りや実績を評価することで、当初本社が提示した実施時期を今年4月にまで遅らせ、それによって実質のマイナス要素を無くすことができました。
 また、日本赤十字社厚生年金基金においても、この4月から加算年金のマイナス見直しが行われ、職員にとっては不満の残る制度改正となりました。しかし、組合員の皆様には制度の存続にご理解をいただき、ご協力いただきましたことをこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。
 今年も本部役員一同、さらに力を合わせ、皆様に明るい話題をお届けできるよう頑張りたいと思っておりますので、組合員の皆様も共に一丸となって、様々な諸問題に取り組んでまいりましょう。
 最後になりましたが、実質賃金の獲得はもちろんのこと、職員処遇の統一、労働環境の改善を目指し、皆様方に更なるお力添えをお願い致しますとともに、各単組のますますの躍進を祈念して、年頭のご挨拶といたします。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
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