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2020年度本部役員決定
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2020年度本部役員決定
2020年3月5日
東京都千代田区「お茶の水ホテルジュラク」で開催された第59回定期全国大会(2月16日〜18日)において、2020年度本部役員が下記のとおり決定されました。
全国の組合員の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
<2020年度本部役員>
中央執行委員長
伊藤 高敬
(東海北陸ブロック血液センター)
中央副執行委員長
佐久間 直紀
(千葉県赤十字血液センター)
〃
佐藤 由峰
(福島赤十字病院)
中央書記長
梶谷 充
(三原赤十字病院)
中央会計
江里 陽介
(岡山赤十字病院)
中央執行委員
長谷川 修
(福島県赤十字血液センター)
〃
水ア 江利
(浜松赤十字病院)
〃
國本 三知代
(名古屋第二赤十字病院)
中央会計監査
大橋 宏彰
(大津赤十字病院)
〃
西岡 尚美
(嘉麻赤十字病院)
【新任のご挨拶】
第13代中央執行委員長 伊藤 高敬(愛知血セ)
この度、第59回定期全国大会にて中央執行委員長に承認をいただきましてありがとうございます。
当組合は、平成22年からは筆頭組合となり、名実共に日赤における労働者の代表となっています。我々連合体は、従来にも増して発言力・影響力が高まることは疑いなく、引き続き諸先輩方々が築き上げた「労使協調・良識ある組合活動」の基本路線を受け継ぎ、常に時代の変化を見据えながら問題に的確に対応していかなければなりません。また、今後もより一層組織の活性化を図り、諸要求を運動に反映させるために、「統一と団結の力」を最大限発揮し、組織の拡大と組合運動の強化を共通の認識とし、更なる躍進を続けていく決意のもと、活力あふれ魅力ある組織を築き上げていかなければならないと考えています。
さて、ここ最近の内閣府発表の月例経済報告では、「景気は、輸出が弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増した状態が続いているもの、緩やかに回復している。」と発表されているにも関わらず、実際、私たちは景気回復を実感できていません。また、日本赤十字社の平成30年度決算報告では、血液事業特別会計については、51億円の黒字決算となっていますが、医療施設特別会計については、208億円の赤字決算、会計単位では90施設中65施設は赤字決算となっています。医療事業については、令和元年度も大変厳しい状況と思われ、今後、経営は大変厳しい状況になってくることは明らかです。
当連合体の令和元年度賃金要求は定期大会にて決定され、定期大会終了後から本年度の春闘が始まります。過去4年連続でベースアップを勝ち取っていますが、令和元年度賃金交渉においても、引き続き実施時期が3月となる妥結結果となりました。今後も、大変厳しい状況は否めないと思います。また、諸要求項目についても、オンコール、週休二日制完全実施など交渉事項は山積しているなか、新たな「Rプラン」を本社は提案してきています。今後の各ブロック会議、中央委員会等にて組合員の皆様の意見集約をし、本社交渉を行っていきたいと思います。
組合は組織力であり、組合員の皆様で築き上げるものと思っております。諸先輩方もことあるごとに本社交渉では、同じ赤十字職員では、職員処遇の統一を目標に鋭意交渉を行っていました。新執行部体制になっても信念は変わりなく「職員処遇の統一」を念頭に鋭意交渉を行っていきたいと思っております。そのためにも組合員皆様のお力をお借りする時があると思いますので、組合活動ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
中央執行委員 長谷川 修(福島血セ)
福島県赤十字血液センターに入社し、部署内の先輩に勧められるがまま加入した職員組合ですが、あれから早いもので二十年が経ちました。単組の執行部もこれまで十年以上務め、気付けば一番の古株です。そしてこの度、加入当時は全く考えもしなかった中央執行委員を務めることとなり、責任の重さを実感しているところです。本部の方とお話させていただくと、「大変だけどやりがいがある」とみなさん口を揃えて話していたのを記憶しています。本社との交渉や執行部としての用務など、確かに大変だと思いますが、与えられた職務を全うし、足手纏いにならないよう頑張りたいと思いますので、宜しくお願いします。
中央執行委員 國本 三知代(名二日赤)
私が組合活動に関わるようになったのは、今から十年ほど前に期末手当の要求が通らなかったことがきっかけでした。その時は「人事院勧告」の言葉も知らず「なぜこんなに頑張っているのに」との思いが先行し、当時の単組執行部に詰め寄っていました。その時に「自分で納得できるようにやってみれば」と誘って頂き、翌年度から私の組合人生が始まりました。令和の年になり、組合活動はますます厳しい局面に立っています。本社が提案するRプランは、速報の情報が流れただけで組合員を退職へ誘う起爆剤になる勢いです。日赤新労働組合は労使協調の組合です。話し合いによりお互いが納得できるような交渉を進められるように努めたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【退任のご挨拶】
前 中央書記長 内海 和彦(石巻日赤)
本部役員を以前に引き受けて、その間に東日本大震災があり、本部活動ができない時期もありましたが、皆さまの暖かい支援を受けてお返しが出来ないかと六年間務めました。一度退き三年前に中央書記長として復帰して今日まで務めさせていただきました。
思い起こすと、書記長一年目に、事務局二名体制が崩れ、入所間もない南さん一人となりました。事務局の運営で一杯になり書記長職のことを忘れていました。山本前中央執行委員長の機転で、事務局の秋友さんの力を借りて乗り切れた事、また、当時の南さんが「話しが違うからやめます」と言わないで〜と心のなかで呟いていたことを思い出します。今年度の新執行部体制で臨んだ四月に体調を崩し、執行部にはご迷惑をおかけしました。今回役を降りるにあたっては、職場のこと、今年六十歳となり次のステップのこと等考えて決めました。書記長三年間は皆様の助けがあってこそやれたと思います。苦しくもあり、楽しい三年間でした。お世話になりありがとうございました。
また、本社よりきびしい提案が新たに出てきました。一致団結して取組んでいきましょう。本部役員の皆様よろしくお願いいたします。フロアーから応援します。
前 中央執行委員 小野木 学(名二日赤)
わずか一年間でしたが、大会等で決議した事項を本部―本社の団体交渉や労使協議会で交渉する機会を頂きました。単組で重ねてきた施設との交渉経験もあまり役に立ちませんでした。第一回の団体交渉で、私の意見が問題になり伊藤中央執行委員長と内海中央書記長が本社に呼ばれて注意を受けた事はが今は良い思い出になっています。本社代表と本部との真剣で張り詰めた空気の中、力不足ではありましたが、少しでも新労組合員の気持ちを代弁できるよう意見できたことは自身にとって良い経験となりました。
また、ちょうど自身が所属する第三ブロックの高山赤十字病院職員組合設立に関わることが出来たことは感無量でした。高山設立で組合活動の原点を見ることが出来、組合の意義を再確認できました。
本部役員となって、皆様との出会いやふれあいが増え、自分の組合活動で一番充実した一年を過ごすことが出来ました。少しでも私に期待して頂いた方々には申し訳ありませんでしたが、今後は一組合員として日赤新労の発展のため協力や応援をしていきたいと思います。最後にすべての出会いに感謝して退任の挨拶とさせて頂きます。
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