日赤新労は労使協調を基本路線とした日赤に働く職員のための労働組合です
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就任にあたって
平成17年2月28日

中央執行委員長 山田 隆幸
 第44回定期全国大会において第10代中央執行委員長に選出され、承認を頂きありがとうございます。代を重ねること10代目ということですが、これから日赤新労の歴史を刻んでいくのだと心新たにしているところです。
 私は、執行部1年目にして中央書記長の役を仰せつかり、務めてまいりましたが、今年度はさらに大役の役職に就任し、その責任の重大さを実感しています。自分としては多方向にわたる知識・経験不足が何よりの不安材料ですが、精一杯努力し、勉強を重ねていきたいと思います。
 日赤新労の原点である綱領を今一度見て要約しますと、「良識ある労働運動を通じて吾々の権利を守り、生活の安定と向上をはかり、民主的労働組合としての健全なる発展を期し、赤十字の民主化と近代化を促進することによって、人道的任務の達成に寄与する」とありますが、組合員一人ひとりの生活の安定と向上をはかることが、組合活動の源に位置付けられているということを再確認したいと思います。そして、組合活動の基本理念である「労使協調の精神」を継承することにより、赤十字の基本原則でもある「人道」、つまり、人間の尊重を確保することに寄与出来るものと考えます。
 さて、近年の社会情勢においては、生活の向上をはかるどころか、その安定を確保することすらままならない状況であり、労働組合そのものの存在意義も問われそうな時代となっています。この厳しすぎる現実の中で、先代の諸先輩たちは組合員たちと共に考え、歩むべき岐路を選択してきました。苦渋の選択はいつの時代にもあるものですが、これからも組合員一人ひとりの生活の向上と日赤新労の発展に向けて、最大限努力できれば幸いと考えます。そして、この向上無くして人道的任務の達成もあり得ないことと思います。
 平成16年度の賃金改定を振り返ってみると、定期昇給分の1.86%は確保したものの、生活向上分としての要求額には及びませんでした。また、諸手当の改善については、寒冷地手当の改正があり経過措置はあるものの、日常の生活を脅かす内容でした。その一方で、全社的福利厚生事業の構築を勝ち取り、福利厚生が躍進的に充実したことは評価に値することと思います。
 日赤新労は、これまで「公務員に追いつけ、追い越せ」を掲げて活動してきたところですが、官民格差は殆んど無くなったというものの、未だに医療職の犠牲的精神に頼るサービス残業の問題を抱えています。また、血液事業本部制もスタートし、抜本的再編成も具体的に検討されようとしています。
 医療・保健業のサービスとは、人のために力を尽くすことであり、まさに奉仕とはいうものの、個人の犠牲の上に成り立つものではないと思います。日赤新労としても諸要求の実現、労働条件の改善を実現することが、最短の人道に結びつくものと確信します。
 「よく観て、よく聴いて、勇気(言う気)をもって」を自分の合言葉とし、目的達成に1年を通じて活動していきたいと思います。そのためには何をさて置き、各ブロック、単組、組合員一人ひとりの意見を聞き、相互理解の下、執行委員が一丸となって取り組んでいかなければと考えます。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致しまして、新任の挨拶とします。
 
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