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2006年 年頭のご挨拶
平成18年元旦

中央執行委員長 山田 隆幸
 謹んで新年のご祝辞を申し上げます。組合員の皆様におかれましては、幸多き新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。
 昨年は福利厚生事業の全社的運用が始まりましたが、本年4月からはこれらに加え、慶弔見舞金、永年勤続記念品の具体的な運用が始まります。また、雇用保険からの育児休業職場復帰給付金に加え、復職時から6カ月後に10万円の一時金の支給も始まり、子育て支援の後押しになることと思います。さらに、19年からの人間ドックの補助事業等についても、今後具体的な運用について提案し、全様の構築に力を注いでいきたいと思っています。
 さて、日本経済は企業の設備投資の増加や個人消費の緩やかな増加にみられるように、企業部門の好調さが家計部門へ普及しているとされ、雇用情勢も完全失業率が低下する一方、雇用者数も増加の兆しが見えてきており、給与支給も微増しています。一方、原油価格の動向が経済に与える影響は予断を許さない状況であります。
 こうした中、日赤の給与改定に関しましては、民間の回復基調が報じられる中で、基本賃金はマイナス改定となり、組合としては断腸の思いで新年を迎えることになりました。さらに、給与構造の改革が議論されている最中ですが、本部としては組合員の言い分を基本に本社交渉に全力を尽くしていきたいと思います。
 社会構造もさまざまなところで国を挙げて三位一体の変革が叫ばれています。医療界も診療報酬の改正が厳しく行われようとしており、これまで以上に働けども収入が確保されにくくなり、施設の存続すら大きく揺さぶられる時代にきています。大病院ではさらにIT戦略を求められ、診療報酬明細書(レセプト)の早期オンライン化の導入目標期限を定め、その診療報酬にも差が出る仕組みが設けられようとしています。
 日赤各施設の中長期展望もさることながら、労使一丸となり、新労の基本理念である労使協調を前面に、各施設の存続も含め事業運営の発展を考えなくてはなりません。また、社会構造が刻一刻と変化する中、われわれ労働者も社会に順応する力が必要であり、生き残れる人材にならなければなりません。広い意味で、組合活動はその一任を担うものとも感じています。
 ここで皆様に私が最近耳にした言葉を贈ります。二宮尊徳翁の教えで「万象具徳(ばんしょうぐとく)」と申しまして、あらゆるものに徳があるという教えです。
『どんなものにも よさがある どんなひとにも よさがある よさがそれぞれ みなちがう よさがいっぱい かくれてる どこかとりえが あるものだ もののとりえを ひきだそう ひとのとりえを そだてよう じぶんのとりえを ささげよう とりえとりえが むすばれて このよはたのしい ふえせかい』
 最後に、組合員の皆様及びご家族様のご多幸と、単組のますますの飛躍を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とします。

平成18年元旦
 
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